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アフターピルがオンライン診療で入手できるようになる?

泣いている女性

日本で正規の方法でアフターピルを手に入れるためには、医師の処方せんが必要で産婦人科受診をしなければならないものです。日頃から産婦人科受診を行っているような場合には多少の融通もききますが、緊急避妊としてアフターピルを使用したいと考えた場合には、病院探しが大変です。特に早ければ早いほど効果が高いものですから、そのような産婦人科がないような地域では、アクセスする手段がなくアフターピルを使用したくても間に合わないということもありえます。

またアフターピルの早く飲めば妊娠阻止率が高まるというケースには常備薬として持っていたいという人も多く、不正転売が行われることもあります。また、個人輸入で手に入れるにしても数週間後に届きますし、何よりも十分な知識がないまま使用するというケースも見られ厚生労働省としても問題として見ています。このような背景もあって、オンライン診療で産婦人科へのアクセスを良くしてアフターピルが処方できるようにするための厚生労働省での検討会が開かれています。

検討会で問題とされた点としては転売を防ぐことで、不要になったアフターピルの販売や、個人輸入では個人が自身に使用することのみ認められているにも関わらずフリマアプリなどを使って転売する者がいることなどです。また犯罪被害に対してもオンライン診療で対応することでいち早く望まない妊娠を阻止することができるメリットがありますし、産婦人科そのものが少ない地域では地理的条件からアフターピルを手に入れることが難しいですがオンライン診療であれば、距離的な問題を軽減することができます。

ただ課題も大きくオンライン診療で処方されたアフターピルを当人が飲んだかどうか確認できないといったことや、画面越しに診療することは犯罪被害者に対するケアが十分に行えないといったことなどがあるものです。しかし、現状では間違った利用によって出る健康被害も考慮して条件付きで産婦人科学会が容認し、かつ厚生労働省の検討会でも明確な反対意見が出なかったことから、数週間後には結果が出て導入される可能性が高まっています。

オンライン診療といっても気軽に購入できるようなるとは限らず、あくまでも間違った使い方を抑制するためのものといえ地理的条件や、産婦人科でも対応にあたる医師を条件付きにするなどの限定的なものになる可能性があるものです。ただ限定的にスタートしたものでも、将来的には緩和される可能性もあります。

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