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日本で唯一認可されているアフターピル「ノルレボ」はどんな薬?

低用量ピルは単にピルとも呼ばれ、ピルそのものが経口避妊薬という意味を持っているものです。アフターピルという名称は、低用量ピルに対して呼ばれるものであり、アフター、つまり性交後に使用する経口避妊薬という意味になります。アフターピルの他にもモーニングアフターピルとも呼ばれます。

アフターピルは、避妊を目的とした薬ですので、それまでの緊急避妊法であるヤッペ法とは区別されています。ヤッペ法で使用されるのは中用量ピルであり、避妊を目的としたものではありません。しかし、アフターピルは認可されている時点でその用途が避妊となっています。妊娠阻止率に関しては、ヤッペ法もアフターピルも正しく使用すれば変わりないもので、妊娠阻止率は99.9%以上と言われていますが、理解しておくことはそれは正しく使用し、また性交後に早ければ早いほど効果が得られやすいというものであり、このためアフターピルにしてもヤッペ法にしても72時間以内に服用することを求めています。ただ72時間以内というのは、避妊薬として認められる妊娠阻止率が高い場合の話で、実際には120時間程度であれば妊娠阻止率は半分程度にまで半減するものの妊娠を阻止できる可能性があります。このため望まない妊娠であれば性交後にチャレンジしてみるだけの価値はある方法です。

アフターピルは海外ではいくつかの種類が発売されていますが、日本で唯一認可されているのがノルレボ錠です。ノルレボ錠はレボノルゲストレルを主成分としたもので、1回だけ服用すれば経口避妊薬としての効果があります。それまでの緊急避妊法と比べて副作用が少ないものであり1回だけで済むため利用者の身体への負担が少ないものです。ただし副作用がまったくないわけではなく、予定外の出血や吐き気、腹痛、下痢、嘔吐、頭痛、眠気、めまいなどが起こることがあります。特に嘔吐と下痢に関しては服用後2時間以内に発生した場合には、成分が十分に吸収されていない可能性があり、もう1錠ノルレボ錠を飲まなければ妊娠阻止率が大幅に低下するリスクがあります。

一方で経口避妊薬は、健康保険は利用できません。健康保険が利用できませんから全額自己負担となり、ノルレボ錠を利用する場合には1万5千円程度の費用が掛かります。これは従来のヤッペ法による避妊が数千円程度で行われるのと比べると価格が3倍程度高額です。ただ、ノルレボ錠は特許が切れており国内でジェネリックも登場し、国産ジェネリックであれば1万円程度の価格で利用することができ、価格もヤッペ法の倍程度に収まるようになっています。

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